仕事や生活の都合上、ペット火葬を夜間に行いたいという需要は高いです。
そこでこの記事では、ペットの火葬を夜間に行う方法を紹介します。
「昼間はどうしても火葬に立ち会えない」
「家族みんなで見送りたい」
という方は、ぜひ本記事をお役立てください。
ペット葬儀社に依頼することで夜間火葬ができる
ペット火葬を夜間に行うには「ペット火葬車を持つペット葬儀社に依頼する」ことで可能です。
ペットを火葬するには、
- 自治体の斎場で依頼する
- ごみ処理センターでごみとして処理してもらう
- ペット霊園(固定の火葬炉)に依頼する
- 訪問ペット火葬車を持つペット葬儀社に依頼する
の4つの方法があります。
このうち「自治体の斎場」「ごみ処理センター」「固定火葬炉を持つペット霊園」では夜間の火葬は行っていません。
特に自治体の斎場は依頼できる日時や受付時間が決まっています。
例えば群馬県の桐生市斎場では、
- 火葬は予約制
- 問い合わせできるのは「12月31日から1月3日以外の毎日午前8時30分から午後5時15分」まで
- 火葬時間は「午前11時・午後1時・午後3時」の1日に3回
- 友引は休業
など、利用できる日時に制限があります。
固定火葬炉を持つペット霊園は年中無休のところもありますが、近隣への配慮から夜間の火葬は行っていません。
そうなると夜間にペット火葬を受けてくれるのは、訪問ペット火葬車を持つペット葬儀社のみとなるのです。
訪問ペット火葬車を持つペット葬儀社は、時間の自由が利くところがほとんど。
夜間や早朝の火葬にも対応してくれます。
中には24時間365日火葬を受けてくれる葬儀社もありますよ。
騒音問題等、環境に配慮してくれる葬儀社を選んで
火葬中のペット火葬車はエンジンを切っていますし、発電機を使用しても大きな音が発生するようなものは設置していません。
しかし全くの無音というわけにはいきません。
昼間は気にならないような積み込みの音や人の動作の音でも、夜間だと大きく響くもの。
ですから火葬の際は周辺環境に配慮してくれる葬儀社を選びましょう。
ペット火葬車はどこへでも自由に移動できるところがメリットです。
近隣に迷惑が掛からない場所で火葬を行うことができますので、そういった点に配慮してくれる葬儀社を選びましょう。
事前の問い合わせの段階で、火葬場所などを相談しておくと安心です。
時間がかかる点は考慮に入れて
火葬には時間がかかります。
ハムスターや猫、ウサギなどの小さなペットで~1時間、犬など大きなペットになると~2時間、亀のように甲羅があるものだと3時間ほどはかかります。
これは火葬のみの時間です。
準備やお別れの時間を考えると、長い時間かかるものになります。この点は承知しておきましょう。
ただ、ペット葬儀社に火葬から返骨まで全て任せることもできます。
長時間の待機はしんどいという場合は、こういったプランを利用するといいでしょう。
葬儀や供養は業者に相談を
ペット葬儀社ではそれぞれに供養のプランを用意しています。
- ご住職に読経してもらう
- お焼香をしてから火葬する
- お別れのセレモニーをする
- お通夜やお葬式を行う
など、各社さまざまです。
葬儀を希望する場合は、夜間の火葬になることを考慮しつつ、葬儀の相談に乗ってくれるペット葬儀社を選ぶといいでしょう。
費用についてもトラブルを防ぐために、事前に確認しておきましょう。
私有地でも自分で火葬することはNG
「夜間に火葬したいから、自分の土地で焼いてしまおう」
自分で火葬すれば時間も自由かもしれませんが、たとえ畑や山などで広い土地を持っていたとしても自分でペットを火葬することはNGです。
これは「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下廃棄物処理法)」に違反するものなのです。
亡くなったペットは、悲しいですが法律では「一般廃棄物」にあたります。
昔は自分の所有地でごみを燃やす家庭もありましたが、廃棄物処理法では廃棄物の焼却を禁止しています。
以下に法律を引用します。
(焼却禁止)
第十六条の二 何人も、次に掲げる方法による場合を除き、廃棄物を焼却してはならない。
一 一般廃棄物処理基準、特別管理一般廃棄物処理基準、産業廃棄物処理基準又は特別管理産業廃棄物処理基準に従つて行う廃棄物の焼却
二 他の法令又はこれに基づく処分により行う廃棄物の焼却
三 公益上若しくは社会の慣習上やむを得ない廃棄物の焼却又は周辺地域の生活環境に与える影響が軽微である廃棄物の焼却として政令で定めるもの
引用:廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第四章雑則より
上記の一~三は例外なのですが、ペットはこの一~三には該当しません。
ですからいくら私有地と言えども、自分でペットを火葬することは法律違反となってしまうのです。
ちなみに廃棄物処理法を違反すると、「五年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科」という罰則があります。
ペットを自分で火葬することは、絶対にやめましょう。
火葬までご遺体を安置する方法
ペットは亡くなると腐敗が進みます。
良い状態で火葬を迎えられるよう、ご遺体を安置する方法について解説します。
ご遺体の下にタオルやペットシーツなどを敷く
まずはご遺体の下にタオルやペットシーツなどを敷きましょう。
亡くなると体内から体液が漏れ出す可能性があります。
また消化しきれなかった異物などが排出されることも。
床や周りを汚さないよう、ご遺体の下にタオルやペットシーツなどを敷いたうえで寝かせてあげましょう。
身体をきれいにする
身体をきれいに拭いてあげましょう。
身体にはノミや害虫が残っているので、これらの駆除もかねて清拭します。
ペットちゃんをタオルの上に寝かせ、身体をきれいに拭いていきます。
ノミは体温が下がると逃げていきます。ノミがいなくなったら身体を拭いたタオルや下に敷いたタオルをビニール袋に入れ、しっかり口を縛って処分しましょう。
体勢を整える
身体がキレイになったら、体勢を整えてあげましょう。
死後硬直で身体が固まっている場合は無理して引っ張らずに、関節をさすりながら優しく整えてあげてください。
目や口が開いていたら、手でそっと閉じてあげましょう。
最後のスキンシップですね。
身体を冷却する
腐敗を防ぐため、身体を冷却します。
ペットは亡くなると腐敗が進行します。火葬までの間に腐敗しないよう、保冷材や氷を使ってしっかりと冷やしてあげましょう。
特に頭や胃は腐敗が進みやすいので、直接保冷剤を当てて冷やしましょう。
寒そうだからと温かい部屋で寝かせるのはダメですよ。
夏場はエアコンを使い、お部屋自体も涼しくしましょう。
自宅で保存できる期間は体内の内容物やご遺体の状態にもよりますが、夏場で1~2日程度、冬場でも2~3日程度です。保冷しつつ、火葬業者への連絡も急ぎましょう。
ペット用棺や段ボールを利用しても
火葬までの間にペット用の棺や段ボールに寝かせておくのもいいですよ。
中に保冷剤を入れることで冷気が溜まり、よりご遺体を冷やせるというメリットもあります。
ただし棺や段ボールごと火葬できるかは、火葬業者によります。
ペット火葬の火葬炉は人の火葬炉よりも火力が弱くなっています。
これはペットのお骨がキレイに残るよう火葬するため。
ペット火葬炉の火力だと、棺や段ボールが燃え残る恐れがあるのです。
また段ボールに入れたまま火葬すると、ススや印刷塗料によりお骨が汚れてしまいます。
お骨をきれいに残したいのなら、段ボールごと火葬するのはやめたほうがいいでしょう。
棺や段ボールに安置しておくと移動がラクという利点があります。
ただ、訪問ペット火葬車を利用する場合は、ご遺体の移動は自宅前に停車した火葬車までの間です。抱っこで運ぶこともできるので、棺や段ボールに入れなくても大丈夫ですよ。
まとめ
ペット火葬を夜間に行う方法を解説しました。
自治体や固定火葬炉のペット霊園ですと、夜間に火葬することはできません。
しかしペット火葬車を持つペット葬儀社であれば、夜間でも火葬してもらうことができます。
火葬方法や葬儀についても柔軟に対応してくれるところがほとんどですので、夜間の火葬を希望ならペット葬儀社を持つペット葬儀社に依頼しましょう。
火葬を待つまではご遺体をしっかり冷やして腐敗を防ぎましょう。
群馬の訪問ペット火葬 あきのそらでは・・・
群馬の訪問ペット火葬 あきのそらは、訪問ペット火葬車を持つペット葬儀社です。
年中無休で大切なペット様のお見送りのお手伝いをさせていただいております。
もちろん夜間の火葬にも対応します(最終火葬時間はお問い合わせください)。
亡くなった当日の火葬も可能です。
電話(フリーコール)でのお問い合わせは8時~20時まで受け付けております。
LINEやメールでは24時間お問い合わせいただけますので、どうぞご利用ください。
研修を受けたスタッフがお伺いします
弊社スタッフはセレモニーホールと寺院にて、ペット葬儀、火葬の研修を受けております。
経験と共に心を込めて丁寧に対応させていただきますので、どうぞご安心ください。
ご自宅までお迎えに上がります
訪問ペット火葬車でご自宅までご遺体をお迎えに上がります。
火葬までどうぞご家族でゆっくりお過ごしください。
敷布団・掛け布団・枕のお別れ布団3点セットのご用意がありますので、安置の際にご利用ください。
お布団に寝かせたままで火葬に入ります。
近隣への配慮を徹底します
火葬に際しては近隣への配慮を徹底いたします。
ご自宅の周辺状況を調査し、適した場所で火葬いたしますのでご安心ください。
逆にご自宅駐車場での火葬をご希望になった場合でも、スタッフの判断で移動して火葬する場合もございます。その点はご了承ください。
3つのプランを用意
お別れには「見守り仏壇付き火葬プラン」「立ち会い火葬プラン」「合同火葬プラン」の3つのプランを用意しております。
「見守り仏壇付き火葬プラン」と「立ち会い火葬プラン」は個別火葬になります。
こちらはご返骨が可能です。
夜間の火葬ですので、ご遺体をお預かりし、火葬後お骨を骨壺に入れてご返骨まで一任していただくことも可能です。
「合同火葬プラン」は他のペット様と一緒に火葬するのでご返骨はできませんが、メモリアルご遺毛入れをお付けいたしますのでどうぞご利用ください。生前のお写真も入れられるようになっております。
3つのプランの他にも飼い主様のご希望のプランもできますので、何なりとご相談ください。
くわしくは「料金プランのご案内」のページをご参照ください。
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ご遺骨を埋葬されたい方には、提携寺院をご紹介いたします。
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提携寺院は「納骨堂・供養塔のご案内」のページをご参照ください。
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