ペット火葬車の煙はどうなる?においなどで近隣へ迷惑をかけない理由を解説

火葬には煙がつきものというイメージですが、

「ペット火葬車の煙はどうなるの?」
「車からもくもく煙が出てくるの?」

と心配になりますよね。

ペット火葬車に火葬を依頼して、近隣に迷惑をかけては大変です。

そこでこの記事では、

  • ペット火葬の仕組み
  • ペット火葬車のメリット
  • 火葬後の遺骨

などについて解説します。

「ペット火葬車に依頼したいけど、近隣に煙で迷惑をかけないか心配」という方は、ぜひ本記事をお役立てください。

ペット火葬車の仕組み

ペット火葬車とは、ハイエースなどのバンタイプの車や軽自動車に火葬炉を積んだものです。

この火葬炉はペット火葬専用のもので、温度や風量がペットの火葬に適しているよう設計されています。

そして問題の「煙」については、「一次燃焼室」と「二次燃焼室」の二つの燃焼室で対応します。

まずは一次燃焼室でご遺体を火葬します。

その際に発生した煙を二次燃焼室で燃やし、煙の発生を抑える仕組みになっています。

「煙を燃やすと煙が消える?なんじゃそりゃ?」

と疑問に思いますよね。

煙の正体は「有機物が不完全燃焼をおこして発生する未燃ガス」です。

有機物とは、動植物を構成している物質。

つまり、ご遺体を火葬した際に完全に燃焼しきれなかったものが煙となるのです。

完全に燃えていないものが煙となるわけですから、これを燃やし切れば煙は残らないという理屈です。

煙を燃やしきった後ならば、外に排出されるのは「水蒸気」という状態になります。

このように一時燃焼室で発生した煙(未燃ガス)を二次燃焼室でしっかり燃焼させることで、火葬で発生する煙や臭いが抑えられるのです。

ちなみに人を火葬する火葬炉も、同じように煙が出ないものになっています。

最新式の火葬炉を使う火葬場では、昔のような高い煙突がないところも増えていますよ。

近隣へ配慮した場所で火葬を行うからトラブル回避できる

ペット火葬車は車ですので、どこへでも移動できます。

いくら煙が出ないとは言え、周りが火葬に理解のある方ばかりとは限りません。

生き物の死と火葬がトラウマになることもあるでしょう。

火葬車はどうしても無音というわけにはいかないので、騒音の問題もあります。

またペット火葬車は煙は出ませんが、上空に高温の熱風が出ます。

ご近所の目につくところで火葬することは、どうしてもトラブルの原因になり得てしまうのです。

しかしペット火葬車は自由に移動できるので、近隣住民に迷惑が掛からない場所で火葬を行うことができます。

ペット火葬車で訪問してもらったからと言って、自宅前や敷地内などで火葬する必要はないのです。

近隣の目が届かないところで火葬することで、無用なトラブルを回避することができますよ。

ペット火葬車なら時間を選ばない

自治体の斎場や固定炉を持つペット斎場では、火葬できる時間が決まっています。

例えば群馬県の桐生市斎場では、

  • 火葬は予約制
  • 問い合わせできるのは「12月31日から1月3日以外の毎日午前8時30分から午後5時15分」まで
  • 火葬時間は「午前11時・午後1時・午後3時」の1日に3回
  • 友引は休業

など、利用できる日時に制限があります。

固定炉を持つペット斎場の場合も、近隣への配慮から火葬時間が決まっています。

しかしペット火葬車をもつペット葬儀社は、早朝や夜間の火葬にも対応しています。

中には24時間365日火葬を受けてくれる業者も。

「仕事の都合で日中は火葬に立ち会えない」「家族みんなでお見送りしたい」という方は、時間の融通が利くペット火葬車を依頼するといいでしょう。

ご遺体を自宅まで迎えに来てもらえるので安心

斎場で火葬を依頼する場合には、ご遺体は飼い主が火葬場まで持ち込まなければなりません。

しかしペット火葬車は車で火葬炉ごと移動できるので、自宅までご遺体を迎えに来てもらえます。

うさぎなどの小さなペットなら持ち込みもさほど大変ではありませんが、わんちゃんなど大き目のペットとなると移動させるのは大変です。

搬送の際のゆれにより、体液が漏れ出す心配があります。

また移動の間にも腐敗は進みますので、しっかりと冷却を続けなければなりません。

体内の異物排出などにも気を配らなければなりませんし、何よりペットの重さ的に運び込むのが困難な場合もあるでしょう。

その点ペット火葬車であればご遺体を運ぶ必要がないので、そういった大変さがありません。

火葬前にバタバタせず、自宅で落ち着いて火葬を待つことができますよ。

ハムスターなどの小動物も火葬できる

ペット火葬車では、ハムスターや小鳥などの小さなペットも火葬することができます。

ペット火葬車に積まれている火葬炉は、人の火葬炉よりも温度設定が低くなっています。

温度や風量を調整し、お骨が残るよう火葬することができますよ。

ただし技術が未熟なペット葬儀社だと、きれいに火葬することができません。

依頼する際には、ホームページなどで実績や信頼できる業者かを確認しておきましょう。

ペット葬儀社ならペット葬儀が可能

自治体の斎場と違い、ペット葬儀社を利用すればペット葬儀をすることができます。

各ペット葬儀社ではさまざまな葬儀プランを用意しています。

例えば、

  • 人のお葬式と同じようにお坊さんがお経をあげる
  • お焼香を上げる
  • お通夜や告別式をする
  • お別れのセレモニーをする

など多様です。

ただペットの葬儀には人のお葬式のように「こうしなければならない」という決まりごとがあるわけではありません。

しっかりと葬儀をしたい方もいれば、火葬だけでさっと済ませたい方もいるでしょう。

どういったお別れをするかは、飼い主さんの自由ですよ。

火葬まで安置する方法

火葬までの間はご自宅で安置することになります。

どのようにして火葬を待てばよいかを紹介します。

まずは身体をきれいに拭いてあげて

ペットが亡くなったら、まずは体をきれいにしてあげましょう。

タオルなどの上にペットを寝かせ、身体をきれいに拭きます。

身体にはまだノミなどの害虫が残っています。清潔にすることで、これらの駆除もできますよ。

また体温が下がるとノミは逃げていくので、ノミがいなくなったらタオルはゴミ袋などに入れてしっかり縛って処分しましょう。

手足を自然な姿勢に

身体をきれいにしたら、体勢を整えてあげましょう。

目や口が開いていたら、閉じてあげるといいですね。

死後硬直が始まっている場合はムリに引っ張ったりせず、関節をさすりながら優しく整えてあげてください。

体を冷やして腐敗を防いで

ペットは亡くなると腐敗が進みます。

火葬までの間に腐敗しないよう、部屋を涼しくしましょう。

季節によってはエアコンで温度調節をするといいですね。

保冷材や氷を使い、身体も直接冷やしてあげてください。

特に頭部や胃腸は腐敗が進みやすいので、しっかりと保冷材等を当てて冷やしましょう。

タオルやペットシーツで体液がしみ出してもいいように

ご遺体の下には体液が漏れ出してもいいように、タオルやペットシーツを敷きましょう。

ビニールなど水を通さないものも敷いておくと、より安心です。

また内容物が出てくる可能性もあるので、火葬までの間はおむつをつけておくのもいいですよ。

段ボールや棺を利用しても

ご遺体を段ボールやペット用棺に寝かせておくのもいいでしょう。

段ボール・棺の内部に保冷材の冷気がたまるので、ご遺体をより冷やせるという利点もあります。

ただし段ボールや棺ごと火葬できるかは、ペット火葬車により異なります。

ペット火葬の火葬炉は、ペットのお骨が残るように適した火力になっています。

この火力だと、段ボールや棺が燃え残る可能性があるのです。

一緒に燃やせるかどうかは、事前にペット葬儀社に確認をしておきましょう。

また段ボールを燃やした際に発生するススにより、お骨が汚れてしまう可能性があります。

きれいにお骨を残したいのであれば、段ボールごと火葬するのは避けたほうがいいでしょう。

また段ボールの場合は「体液の染み出しによる底抜け」に注意が必要です。

段ボールや棺に入っていると移動が楽ですが、訪問ペット火葬車の利用であればご遺体の移動は少ないので、必ずしも棺や段ボールに入れる必要はありませんよ。

火葬後は霊園等に埋葬する方が多い

ペット火葬車で火葬をされた後は、霊園やペット墓地に埋葬する方が多いです。

ペットの火葬には「合同火葬」と「個別火葬」があります。

合同火葬では複数のご遺体と一緒に火葬します。このため、どのお骨がどのペットちゃんのものだかがわからなくなります。

そのため、合同火葬の場合は他のペットちゃんと一緒に合同墓地に埋葬されることになります。

一方個別火葬ではご遺体一体で火葬しますので、どのペットちゃんのお骨かは確実です。

合同墓地に埋葬することはもちろん、お骨上げをし、個別のお墓に入れることもできます。

ご自宅で手元供養される方もいらっしゃいますが、四十九日や一周忌のタイミングで墓地に埋葬される方が多いです。

まとめ

ペット火葬車の仕組みとペット火葬車のメリット、火葬後のお骨についてを解説しました。

ペット火葬車は煙が出ない構造の火葬炉を使用しているので、煙の心配はいりません。

近隣に配慮した場所まで移動して火葬を行うことができますし、火葬の際は自宅までご遺体を迎えに来てもらえます。

火葬時間にも融通が利くので、忙しい方でも利用しやすいです。

希望であれば葬儀を行うこともできるので、自由度の高いお別れをしたいなら訪問ペット火葬車の利用がおすすめです。

火葬後のお骨は霊園やペット墓地に埋葬される方が多いですよ。

群馬の訪問ペット火葬 あきのそらでは・・・

弊社で使用する火葬車

群馬の訪問ペット火葬 あきのそらでは【最新の火葬炉を使用した訪問ペット火葬車】で、お見送りのお手伝いをさせていただいております。

当社で使用する火葬炉は、煙や臭いを出さない最新の火葬炉です。

車両は白いバンで名前なども入れておらず、火葬車とはわからない外見になっています。

この訪問火葬車でご自宅までお伺いしますので、お別れの時までゆっくりとお過ごいただくことができます。

ご対応できる地域は、「群馬県全域・埼玉県北部」です。

佐波郡玉村町よりお伺いいたします。

安置には、お別れ布団3点セットをご用意いたします。そのまま火葬できますので、どうぞご利用ください。

少量のおやつや生花であれば一緒に火葬ができますので、入れてくださっても構いません。

近隣状況を調査し、配慮を徹底します

火葬場所は弊社スタッフが近隣の状況を調査し、決定します。ご近所様に迷惑が掛からないよう徹底した配慮をいたしますので、どうぞご安心ください。

逆にご自宅駐車場での火葬をご希望になった場合でも、スタッフの判断で移動して火葬する場合もございます。その点はご了承ください。

年中無休で対応します

あきのそらでは、ペット火葬に年中無休で火葬対応します。

亡くなった当日の火葬も可能です。

またお問い合わせには電話(フリーコール)の他にLINEやメールを用意しております。LINEやメールは24時間受け付けておりますので、いつでもお気軽にお問い合わせください。

ハムスターなど小さなペットも大丈夫

ハムスターや小鳥などのペット様の火葬もお受けします。

温度や風量に細心の注意を払い、お骨が残るように火葬いたしますのでご安心ください。

※火葬炉のサイズ上、体重が21.1kgを超えるペット様はお受けできません。

3つのプランをご用意

お見送りには「見守り仏壇付き火葬プラン」「立ち会い火葬プラン」「合同火葬プラン」を用意しております。

「見守り仏壇付き火葬プラン」「立ち会い火葬プラン」では、お骨を骨壺・骨袋に入れてお渡しいたします。

お骨上げをしていただくことも可能です。

見守り仏壇に含まれる「ペット仏壇(メモリアルボックス)」には骨壺を納めるスペースがありますので、ご自宅での手元供養にもピッタリです。

合同火葬プランの場合はご遺骨をお返しすることはできませんが「メモリアル遺毛入れ」をお付けしますので、どうぞお使いください。

3つのプランの他にもご希望に沿ったプランをご用意できますので、何なりとご相談ください。

提携寺院を紹介

ご遺骨の埋葬を希望される方には、提携寺院をご紹介します。

納骨のお手伝いもさせていただきますので、お気軽にお申し付けください。

提携寺院は「納骨堂・供養塔のご案内」のページをご参照ください。


群馬県全域・埼玉県北部でペット火葬されるなら、ぜひ「あきのそら」へご用命ください。

スタッフ一同、心を込めて大切なペット様のお見送りをお手伝いさせていただきます。

お困りごとやご不安な点など、なんでもお気軽にお問い合わせください。

下記フリーコール・LINE・メールより、ご連絡をお待ちしております。